宮城旅行その4〜R21
2011年 12月 06日
のんびりしすぎた更新になりました。
宮城旅行その4〜最終回です。
初日は幸運にもボランティアできましたが、
南三陸町のボランティアセンターでボランティア活動を断られたワタシ。
どうするもんか…と考えました。
車で海岸を走っていた時に気づいたのですが、
手書きで「ボランティア募集」という看板を時々目にしていました。
どうも、集落単位や個人でボランティアを募集しているようです。
こういうところなら、もしかしたら猫の手も借りたい、と受け入れてくれるかもしれない。
と、集落でやっているっぽい1カ所に立ち寄ってみました。
人はいませんでしたが、携帯電話の番号が書かれた看板があったので電話してみました。
男の人が電話に出ました…が、やはり子連れはNOでした。
こうなりゃ、個人の家をたずねて、お手伝いさせてもらおう、と
2日目の朝、「ボランティア募集」と書いた段ボールを軒先に置いた家をいきなり訪問。
いわゆるイチゲンさんですね。
そこは、40代半ばくらいの女性と、そのご両親がおられました。
正確には、家は津波で5メートル動いてしまって「全壊」となり、その家には住めないので
住んでおられるのは仮設住宅。流されなかった家財を整理しに通って来ておられる、とのこと。
女性は「すべて流されてしまったなら、きっぱり割り切れるかもしれないけど、やっぱり残っていたら、片付けに来てしまうんですよね…」と話しておられました。
南三陸町のボランティアセンターは、公の活動へのボランティアが中心で、このような個人的なニーズにはあまり対応していないそうで、段ボール看板に頼っている、とのこと。もちろん子連れでもOKでした。
2日目、そして3日目の午前中、ここでお手伝いさせてもらいました。
2日目は、地震後、ほったらかしになっているうちに、勝手に生えてしまった畑のニンジンの間引きを、おばあちゃんと一緒にやりました。
ちぃはテキトーにあれこれ抜いていました。あとはおばあちゃんのリクエストに応えて歌を歌ったりしてました。
が…前夜に「地震が来るのでは」とビビってあまり眠れなかったせいか(初めて、夜中に「かーちゃん、しっこー」と起きて、紙パンツが濡れなかったほどです)、午前11時ごろぐずりモードに。
車に乗せて、ドライブし始めたら、ころっと寝ちゃいました。
そして、午後はそのままドライブ。気仙沼まで行っちゃいました。
途中で立ち寄った道の駅では、海岸線を走っていた線路を少しだけ歩きました。
「あの日」から列車が通っていない線路。
雑草が生え、枕木は砂に埋もれかけていた。線路は錆びていた。
気仙沼の市場周辺は、今も建屋が残っていたりして、
で、満潮時に上がってくる海水がそのまま残るため、においがきつい。
「EM菌を活用しよう!」と活動しているボランティアグループがいました。
3日目は、スライドした家の裏の雑草を抜いたり、ガラスを拾ったり。
雨が降り出したので、午前中で終えました。
義兄家族の家に戻る途中、女川近くの温泉に立ち寄りました。
ひなびた温泉宿は、震災時に避難所にもなったようです。
ちぃは「とーさんと入る」と、Cozyと入浴したので、ワタシはのーんびり1人湯。
木で作られた湯船でまったりしました。
お風呂で一緒になったおばちゃんたち。南三陸町から来ていました。
広島からボランティアに来た、と話すと、とても喜んでくれました。
でも、あの日から時計が止まっている、と。
親しい人たちがたくさん亡くなった、と。
あの日の前に戻れたら、どんなにいいか、と。
今でも目が覚めたら元に戻っていたらいいのに、と。
これからやってくる寒さに対しても、「あの日まではあったかかったのにねぇ」と言っておられました。
帰りは石巻を通って帰りました。
石巻の海岸近くは、満潮が近づいていて、どんどん海水が上がってきてました。
そこから見える住宅街に人気はなく、
窓や玄関が壊れて骨(壁)だけになった家が並んでいました。
製紙工場は外壁がなく、工場群がそのまんま見えていました。
もちろん、あちこちに、何メートルにも積まれたがれきの山があります。
これを処理しよう、、、って、、、。少々の場所では足りない、、、よなぁ、、、。
あ!3日目の昼食は、南三陸町で営業を再開した魚屋さんに行きました!
気仙沼で朝水揚げされ、午前11時に届いたカツオの刺し身を買って、そのまま、隣の従業員控室?!で食べさせてもらいました。安い!うまい!!あ〜あったかい白飯があれば!!
店のおばちゃんに、一緒に入ってきたタコのゆでたてももらいました。
タコって、沸騰した湯に入れて7,8分でいいらしい。
明石にいたころ、生のタコをどうやってゆでたらいいか分かんなかったので、参考になったな。…って、もう明石に住むことはないだろうけど(笑)
ってな具合に、宮城旅行は過ぎていきました。
また行きたいなぁ〜。
宮城旅行その4〜最終回です。
初日は幸運にもボランティアできましたが、
南三陸町のボランティアセンターでボランティア活動を断られたワタシ。
どうするもんか…と考えました。
車で海岸を走っていた時に気づいたのですが、
手書きで「ボランティア募集」という看板を時々目にしていました。
どうも、集落単位や個人でボランティアを募集しているようです。
こういうところなら、もしかしたら猫の手も借りたい、と受け入れてくれるかもしれない。
と、集落でやっているっぽい1カ所に立ち寄ってみました。
人はいませんでしたが、携帯電話の番号が書かれた看板があったので電話してみました。
男の人が電話に出ました…が、やはり子連れはNOでした。
こうなりゃ、個人の家をたずねて、お手伝いさせてもらおう、と
2日目の朝、「ボランティア募集」と書いた段ボールを軒先に置いた家をいきなり訪問。
いわゆるイチゲンさんですね。
そこは、40代半ばくらいの女性と、そのご両親がおられました。
正確には、家は津波で5メートル動いてしまって「全壊」となり、その家には住めないので
住んでおられるのは仮設住宅。流されなかった家財を整理しに通って来ておられる、とのこと。
女性は「すべて流されてしまったなら、きっぱり割り切れるかもしれないけど、やっぱり残っていたら、片付けに来てしまうんですよね…」と話しておられました。
南三陸町のボランティアセンターは、公の活動へのボランティアが中心で、このような個人的なニーズにはあまり対応していないそうで、段ボール看板に頼っている、とのこと。もちろん子連れでもOKでした。
2日目、そして3日目の午前中、ここでお手伝いさせてもらいました。
2日目は、地震後、ほったらかしになっているうちに、勝手に生えてしまった畑のニンジンの間引きを、おばあちゃんと一緒にやりました。
ちぃはテキトーにあれこれ抜いていました。あとはおばあちゃんのリクエストに応えて歌を歌ったりしてました。
が…前夜に「地震が来るのでは」とビビってあまり眠れなかったせいか(初めて、夜中に「かーちゃん、しっこー」と起きて、紙パンツが濡れなかったほどです)、午前11時ごろぐずりモードに。
車に乗せて、ドライブし始めたら、ころっと寝ちゃいました。
そして、午後はそのままドライブ。気仙沼まで行っちゃいました。
途中で立ち寄った道の駅では、海岸線を走っていた線路を少しだけ歩きました。
「あの日」から列車が通っていない線路。
雑草が生え、枕木は砂に埋もれかけていた。線路は錆びていた。
気仙沼の市場周辺は、今も建屋が残っていたりして、
で、満潮時に上がってくる海水がそのまま残るため、においがきつい。
「EM菌を活用しよう!」と活動しているボランティアグループがいました。
3日目は、スライドした家の裏の雑草を抜いたり、ガラスを拾ったり。
雨が降り出したので、午前中で終えました。
義兄家族の家に戻る途中、女川近くの温泉に立ち寄りました。
ひなびた温泉宿は、震災時に避難所にもなったようです。
ちぃは「とーさんと入る」と、Cozyと入浴したので、ワタシはのーんびり1人湯。
木で作られた湯船でまったりしました。
お風呂で一緒になったおばちゃんたち。南三陸町から来ていました。
広島からボランティアに来た、と話すと、とても喜んでくれました。
でも、あの日から時計が止まっている、と。
親しい人たちがたくさん亡くなった、と。
あの日の前に戻れたら、どんなにいいか、と。
今でも目が覚めたら元に戻っていたらいいのに、と。
これからやってくる寒さに対しても、「あの日まではあったかかったのにねぇ」と言っておられました。
帰りは石巻を通って帰りました。
石巻の海岸近くは、満潮が近づいていて、どんどん海水が上がってきてました。
そこから見える住宅街に人気はなく、
窓や玄関が壊れて骨(壁)だけになった家が並んでいました。
製紙工場は外壁がなく、工場群がそのまんま見えていました。
もちろん、あちこちに、何メートルにも積まれたがれきの山があります。
これを処理しよう、、、って、、、。少々の場所では足りない、、、よなぁ、、、。
あ!3日目の昼食は、南三陸町で営業を再開した魚屋さんに行きました!
気仙沼で朝水揚げされ、午前11時に届いたカツオの刺し身を買って、そのまま、隣の従業員控室?!で食べさせてもらいました。安い!うまい!!あ〜あったかい白飯があれば!!
店のおばちゃんに、一緒に入ってきたタコのゆでたてももらいました。
タコって、沸騰した湯に入れて7,8分でいいらしい。
明石にいたころ、生のタコをどうやってゆでたらいいか分かんなかったので、参考になったな。…って、もう明石に住むことはないだろうけど(笑)
ってな具合に、宮城旅行は過ぎていきました。
また行きたいなぁ〜。
by R14P_R21
| 2011-12-06 23:00